第22回のテーマは

桜の塩漬け

桜の塩漬け

奥ゆかしい香りと綺麗なピンク色で春を感じられる桜の塩漬。ほんのりとした独特の塩味は桜ならではの風味です。原料に用いられるのは、花びらが多い八重桜。ふわりと花開く様子が美しく、昔から祝いの席の桜湯などに使われていますが、近年では菓子や酒、料理など幅広い用途で楽しまれるようになりました。ひらみぱんでは年に一度、今の季節限定であんぱんに飾り、春の風情をお届けしています。

Promenade dans Kanazawaかなざわさんぽ

©金沢市

兼六園の曲水

日本三名園の一つに数えられる兼六園は、四季折々の美しさを楽しめる庭園として多くの人々に親しまれています。その中ほどに位置するのは優美な曲水。3代藩主・前田利常が金沢城の防火用水として城内に水を引き入れるため設置した辰巳用水の一部を、後に庭づくりに生かしたものです。岸に植えられた桜やツツジ、水辺の杜若が季節ごとに美しく咲き誇ります。桜の頃、園内では夜間ライトアップが催され、幽玄な景色を楽しむことができます。

テーブルウェアSaturnia(サタルニア)のプレート

1966年に設立されたイタリアの食器メーカー、サタルニア。イタリアのトラットリアやバールでは欠かせないお皿で、多くのシェフに支持されています。飽きのこないシンプルな白い器は盛り付けの可能性を広げてくれます。中でもRoma blueline(ローマ ブルーライン)のシリーズは南イタリアで古くから好まれ使用されている爽やかなブルーのラインが特徴。料理を美しく引き立てます。イタリアン以外にも様々な料理に対応できる人気のシリーズで、ひらみぱんではモーニングのプレートとして毎朝大活躍中です。

パンと絵本

「それいけ!アンパンマン」(作・絵 やなせ・たかし フレーベル館 1975年)

あまりにも有名な「アンパンマン」。数年前、初めて原作の絵本を手にしました。そこには、はちきれんばかりのツヤツヤのほっぺで困っている人を助けにどこへでも飛んでいくというパワフルなアンパンマンが生き生きと描かれていました。誰もが口ずさむ歌のように、まさに愛と勇気に満ち溢れたお話。思わず感動の涙が出てしまう、そんな絵本でした。やなせ・たかし先生のあとがきからも、優しい眼差しと信念を感じることができます。子供だけではなく大人にもおすすめの素晴らしい一冊。